脳脊髄液とは
脳脊髄液(のうせきずいえき)というものを聞いたことがある方は少ないかもしれません。
医学の教科書には勿論載っていますが、情報量としては少なく、最近では脳科学の研究分野で注目されています。
なぜか。
今までは脳みそと脊髄を衝撃から保護する透明な液体だと思われていた脳脊髄液ですが、最近の研究では脳脊髄液が細胞の活性化に必要不可欠で、しかも脳みそと脊髄だけでなく、神経に沿って全身を巡っていることが分かってきたからです。
脳脊髄液の循環で特に重要なポイントは、名前の通り、脳の部分です。
脳の中でも特に重要なのが、間脳、脳幹と言われる、いわゆる自律神経の中枢部分の循環が最も大切になります。
脳脊髄液が滞りなくスムーズに循環していれば、脳細胞へ酸素や栄養素が行き渡り、細胞内から老廃物や二酸化炭素などの炭酸ガスが排出され、細胞の健全な代謝が保たれます。
しかし、水の性質上、循環が悪くなると水は濁ります。脳脊髄液も同様に循環が悪くなると質の悪い水分となってしまい、細胞に新鮮な酸素や栄養素が届かなくなってしまうのです。
そうすると、脳細胞は活性化することができず、機能が低下していきます。
脳細胞の機能が低下するということは、自律神経がうまく働かなくなるということです。
人間の体は自律神経がバランスを保って働いているからこそ、健康が維持できます。
そのバランスが崩れたり、自律神経自体が弱体化してしまうと神経や血管、筋肉や内臓に至るまで、あらゆる体の器官を適切にコントロール出来なくなり、不眠症や神経痛、筋肉の硬さや血流の悪化、認知症、癌などあらゆる不調に繋がっていくのです。
つまり、体に現れるあらゆる不調の根本原因には、脳脊髄液の循環不全による自律神経の機能低下が潜んでおり、その結果として筋肉の硬さや内臓の不調、脳機能低下などが引き起こされるのです。
実感しにくい脳脊髄液の実態
血液は誰もが見たことがあると思うので、これが血液かと分かると思いますが、脳脊髄液は普段目で見ることができません。
皮膚に切り傷が出来たら、体から出てくるのは脳脊髄液ではなく血液が出てきます。
よって、普段から脳脊髄液の循環を気にしているのは私たちのような治療家くらいです。
前回の記事にも書きましたが、体の水分は体重の60%を占めます。
血液は体重の5〜8%です。
つまり、60%のうちの残りの52〜55%は脳脊髄液を始めとした血液以外の「水分」なのです。
人間の健康を考えるときに、この52〜55%の水分のことを考えずに血液のことだけを考えていても有効な解決策には至らないのです。
しかし、脳脊髄液は医学の教科書にも載っているように、確実に存在していますし、医学ではなく脳科学の分野でも研究が進んでいる注目の「水分」なのです。
脳脊髄液を循環させる治療法
鶴島ヒーリングラボでは、従来のマッサージ、整体、鍼灸治療が着目していた血流の改善に焦点を当てるのではなく、体全体の「水分」に焦点を当てて施術を行っています。
機械や鍼灸用具などを用いずとも、手技で、つまり「手」で脳脊髄液の循環を促す技術を身につけることが出来るようになったのです。
勿論、これは私が自分で開発したものではなく、脳脊髄液調整法を開発された宮野先生から指導を受けたり、筋膜リリースを専門にセミナーを開いている治療協会から技術を教わったりして様々な技術を組み合わせることで鶴島ヒーリングラボで患者様に提供しています。
この技術は非常に繊細で、まさに職人技と呼ぶべき適切な「刺激圧」を行う技量が求められます。
だからこそ、誰でも簡単に習得できるものではありません。再現性は非常に低いのが課題です。
原因不明の症状、再発を繰り返す痛みに
脳脊髄液の循環を促す治療法は非常に高度な技術が求められる反面、体に対しては真の健康法と言える効果を発揮します。
日本では医療費の増加が続いていますが、いまだに原因不明の症状が多く、慢性疾患には対処しきれていないのが現状です。
なぜ、そのようなことが起きているのか。
勿論、原因は複雑に絡み合っていますが、現代医療では血液に着目し過ぎて、脳脊髄液やリンパ液、間質液などの体の水分に注意を払っていないのが原因だと考えています。
自律神経、つまり脳細胞を圧迫してストレスをかけている脳脊髄液の循環を良くしない限り、人の健康は取り戻せないし保てないのです。
これは整体院や鍼灸院で相談できるものじゃないだろうと思えるような内容でも、一度つるラボにご相談ください。
記事のタイトルにもある通り、脳脊髄液の循環を良くすることがあらゆる体の不調、悩みに対して解決の糸口を見つけてくれます。
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